InDesignの縦中横設定について。

2015.10.28投稿者|カテゴリー|DTP

今回はInDesignについての小ネタをご紹介(画像は全てクリックで拡大します)。

弊社ではムック本や文庫本などページ数が4ページ以上になるものは基本的にInDesignで制作しています。

また、グリッドで文字やオブジェクトがキレイに揃っているのが好きなので、個人的に【レイアウトグリッド】を使用する事が多く、新規ドキュメントを作成する際には大体こんな感じでグリッドを設定します(これはブログ用なので段数が1となっていますが)。

 

スクリーンショット 2015-10-28 15.56.45

 

 

これに縦組みグリッドツールで文字枠を作ってダミーテキストを流し込むと、レイアウトグリッドで設定した通り、本文は【リュウミンR/15Q/24H】で流し込まれます。

さらに、そこに小見出しを3行どりのセンター揃えで入れたいので、小見出しの文字を【ゴシックMB101B/19Q】で入れてみます。

 

スクリーンショット 2015-10-28 17.53.56

 

その際に行取りの設定は1としておきます。

 

スクリーンショット 2015-10-28 17.52.15

 

小見出しは3行どりのセンターとしたいので、左側に移動させる必要がありますが、それはベースラインシフト機能で対応させます。

行間が24Hなので、まずその半分の12Q。

さらに小見出しのQ数と本文のQ数の差の4Qの半分である2Qを足して合計で14Q左側にシフトさせます。

 

スクリーンショット 2015-10-28 15.54.02

 

すると、このような形になります。

このままでは、二桁半角数字が置いてけぼりになってしまうので、文字パレットの【縦中横設定】にベースラインシフトした分の数字を入力します。

 

スクリーンショット 2015-10-28 18.00.25

 

これで半角二桁の数字も14Q分キレイに移動しましたね。

 

スクリーンショット 2015-10-28 15.55.22

 

う〜ん! スッキリ!

この設定を段落スタイルに登録してショートカットを割り当てれば、頻繁に出てくる小見出しもワンクリックで3行どりのセンター揃えになります。

ただし、小見出しの行間を少し空けたい場合はこの方法ではうまくいかないので、別枠で作成した小見出しをアンカーで埋め込むか、1行目、2行目の小見出し設定を少しずつ調整する必要が出てきます。

文字サイズ、行間などをコントロールできればその調整も簡単だと思いますので、自分のやりやすい方法を見つけてみてください!

 

 

 

 

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この記事を書いた人:
長野県松本市出身。大学卒業後DTP業界へ。約6年間の会社勤めを経て、07年からフリーランスとして活動。主に書籍・チラシ・ポスターなど紙媒体案件を担当。クライアントはもちろん、手に取る人の立場に立った可読性の高いデザインを心がけています。
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株式会社ユニオンワークスは2007年に大田区で誕生したデザイン事務所です。2011年に法人化、事務所を大田区池上へ移転しました。現在では上記制作物の他に、オリジナルキャラクター制作、ロゴデザインやパッケージデザインまで幅広く制作しています。また、お客さまの想いを形にするお手伝いをするため、コンサルティングにも力を入れています。

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